2023/03/19 ブログ
古くから「さぬきのこんぴらさん」として親しまれている香川県琴平町の金刀比羅宮には、数多くの書画、彫刻、刀剣等が伝来してきました。
その中でも、万治元年〜3年(1658~60)に建てられたとされる表書院・奥書院(共に、国の重要文化財)には、数多くの障壁画が残されています。
奥書院は、通常非公開。江戸時代中期に京都で活躍した伊藤若冲の「百花図」、天保15年(1844)に描かれた岸岱の「若松の図」「花菖蒲に水禽の図」など、部屋ごとに趣向を凝らした障壁画が残されています。
特に伊藤若冲の「百花図」は、上段の間と呼ばれる6畳の小さな部屋に、四方を囲むように201点もの花々が描かれており、昨今の若冲人気もあり、展覧の希望が非常に多く寄せられてきました。
今回の展覧会では、2021年11月より修復に出していました「百花図」4面(裏面には岸岱筆「春野稚松図」)及び障壁画の一部が、今年3月に修復完了したことを記念して、通常非公開の奥書院を特別に公開するものです。
会期…2023年4月8日[土]~6月11日[日]
時間…9:00~16:00
1時間ごとの入れ替え制
※実際に作品をご覧になれる時間は50分です。
※途中入場(退場時間の30分前まで可)の場合でも、退場時間になりましたら退出していただきます。
休館…4月19日[水]、4月26日[水]、5月9日[火]、5月24日[水]
こんぴらさんの参道にある温泉旅館 桜の抄