2018/01/05 観光情報
こんにちは、史跡探訪1回目は坂本龍馬像でしたが、
2回目も琴平町にある史跡「呑象楼」を紹介いたします。
琴平町・榎井小学校庭脇に建つ「呑象楼」は地元が生んだ
幕末の勤王家・日柳燕石(くさなぎえんせき)が
暮らしたことで知られています。
新時代を夢見た志士たちが燕石を訪ね、大いに語り合ったと言い伝えられています。
呑象楼は天保年間(1830年~44年)に、寺の住職の隠居所として完成。
燕石は53年から十数年にわたって住んでいたそうです。
吉田松陰や桂小五郎、高杉晋作らと交流があった燕石が
高杉晋作を呑象楼にかくまったという逸話もあります。
現在の建物は1954年に500メートルほど東に移築、復元されたものです。
2階には掛け軸の裏の抜け穴や外へ直接出られる隠しばしごなど、
幕末当時のからくりが残されています。
趣きのある名前は、目の前の象頭山を酒杯に浮かべて
飲み干したことに由来する。
時代の変わり目を生きた人間の気概が感じられます。
※現在は補修工事中。2018年春頃から見学できる予定です。
日柳燕石の胸像も残されています。
こんぴらさんの参道にある温泉旅館 桜の抄